無肥料栽培の先に見えるのは自然栽培

自然栽培とは野山を再現した究極の自然農法

自然栽培は太陽の光や雨などの自然の恵みとともに、
土が本来持つ力を最大限に生かす究極の自然農法です。

自然の野山を手本にしているので、
化学農薬はもちろん、化学、有機に関わらず
養分供給を目的とした肥料を一切使いません。



田は沼や川辺の自然植生を参考に土作りを行います。
育つ速度は遅くても、根がしっかりと張りめぐらされ、
台風にも負けない強い稲が出来ます。
稲自身が求める養分を必要なだけ自分で探して取り込み、育ち、
あるがままの姿となって実をつけ米になってくれます。

そこには先人たちの長い歴史と共に、自然を観察した技術が盛り込まれ形になってきた知恵があります。

それらを継承しさらに進化と自然との共生を追い求める究極の農法。

それを手助けする方法が自然栽培なのです。

これはもはや芸術です。


その理念は 自然尊重・自然規範・自然順応

アカデミックに月と地球と水

アカデミックに水の働き

自然栽培の取り組み方



九州自然栽培研究会
2010年8月7日(土)・8日(日)第4回セミナー開催


幻の米

旭1号

旭1号記事

120年前からの歴史がある全く掛け合わせの無い品種なんてもはやこれしかないのでは?

それが奇跡的に今に受け継がれていた。
探し回ってようやく手に入れた種6k
それをさらに肥料も農薬も使わない自然栽培で再現することは
悲願だったのです。


それを平成19年に1反2畝作りました。
高級寿司米として知られているのですが
それの自然栽培です。





無肥料栽培から入り込んだのだけれど
肥料を使わないだけでも凄いことだった。
しかし
その先があったのだ。

それが自然栽培



追求していくと自然栽培になる。

例えば菌に頼ってみたり
肥料の一部の力を頼ってみたり
という何かが必要な農法ではない。

あくまで自然の動きから作物にどう手助けしたらいいのか?

そしてそれで生きれる仕事にできるか?

自然を見て
地球を、宇宙を見て観察し
そこに横たわる動かし様の無い法則を使わせもらって
自分の土地の生産に結びつける。

凄いね。感動だね。


自然を見た農法はいくつかある。

地表に起きる現象を観察し
その経過からそこに起きる循環を考える方法

そこに化学を持ち込んで考える方法

地球の循環から微生物までを考える方法

宇宙単位で考える方法


みんな大事な要素なのだ。
みんな関わりあっている。
真実は一つしかない。

その中で
自然栽培はおそらく最後の宇宙単位で考えるものだと思う。
シュタイナーの考えに似ているような気がする。

向かうところは
結局一つしかないはずだ。


元田農園