、
地球での水の動き
自然栽培において土の中の水の動き方がとても大事な要素となる。
水は地球の引力(重力)によって高いところから低いところへ流れていく。
なのに高いところでも水分が保たれているのは何故だろう?
重力で低いところを目指して水が動くなら
高いところでは乾燥してしまって植物は水を確保できなくなってしまう。
それを出来るような仕組みは実は月と太陽の引力による起潮力と地球自身の自転のおかげなのだ。
この力で地球上の水は攪拌されるのだ。
地球と月は重心(白い丸)を中心に互いに回っている。
この重心は地球の半径(6400km)の3/4の地表側にある。
地球と月は万有引力で引っ張り合っているが
その引っ張り合う力のつり合う点が白い丸のところになる。
重さと距離の関係は二乗になるので
重い地球にその中心点が来る
この運動は27日〜28日で1回転する。
月が地球を1回転する間に地球は27回自転している。
さらに1年かけて太陽の周りを回っている。
地球が太陽の周りを回る公転軌道と
地球の自転の角度は23.4度ずれている。
このずれが季節を起こしている。
地球の周りを回る月の公転角度は
地球が太陽を回る軌道から5度ずれている。
地球は
自転(約24時間で1回)
月の公転による重点を回る回転
太陽を周る回転
大きくこの3つの回転の影響を受けている。
そこにそれらの引力がある。
これらが複雑に絡み合い
地球上の気候に変化を与えているのだ。
それを顕著に見られるのが海の満ち引きの現象なのだ。
海の水は何故1日に2回満ち足り引いたるするのか?
その原因こそ地球自転と月との引っ張り合いであるのだ。
月に引かれているだけなら1日に1回しか満ち足り引いたりはしないはずでしょ?。
簡単なイメージ図ですが、実際の計測ではこうゆう結果にならないのがわかっています。
このイメージでは月があるほうに引かれる事(満潮)になるのですが
月があるほうに干潮であったりするのです。
色んな説明をされているのが実情で実際はよくわかっていないのではないのか?ということです。
|
ここでは数値を出していないのでピンとこないかと思います。
そこで非常に参考になるのが釣りとかに使われる潮汐表です。
ここには潮汐と月の状態が出されており
さらには必要な情報が詰まっています。
これを見て月と地球と太陽の位置関係を把握し
どんな力がかかっているのかを考えるわけです。
潮汐は月と太陽との引力で起きている事は確かでしょうが
そこに水の移動慣性の力があるのだろうし
地球にかかっている引力で地球自体が変化をしてしまい
地球の重力で水の流れが起きて潮汐になっているのかもしれないです。
これは満潮干潮の時間と月太陽の位置関係が合わないということから
色々議論はされているみたいですが
地球の形が引力によって変化するというのがデーターから見ると合うような気がします。
その問題はその関係の人の議論にまかせるとしていいでしょう。
では何故自然栽培にそんなことが必要なのでしょう?
海での満ち引きなんて関係無いではないかと思われそうですが
これだけの水位が変化するだけの力は何も海にだけ働くわけではなく
地上にも同じようにかかっています。
となると
土の中の水も上下に移動しているはずですよね。
海で3mもの差が出ていたとしたら
土の中ではどうなっているんだろう?
海では1日に2回も水位が上がったり下がったりしていたら
土の中でも同じようになっているはず。
土という障害がある分その動きは緩慢かもしれないですし、
隔離された環境では動かないかもしれません。
湖とか隔離されていると水位はあまり変化しないみたいです。
しかしその力はかかっている。
私はここで無肥料でも養分を供給できるシステムがあると思いました。
毎日上げる力と押える力が繰り返されているのです。
それも等しくでは無くリズムをもって微妙に変化しながらです。
土の中ではその力により水分の移動が起こり
地中からの養分になりえるものが水に溶け込んで運ばれてくるのだと考えました。
そこには水の特殊な能力が関係している事もわかっています。
元田農園